Platinum garden

ようこそ いらっしゃいませ。

ンなワケ、あるかあ!

#830 Z×C Falling


こんばんは、水城です。

GW突入しましたね。あっしは いきなり首の筋を痛めて辛いです💧


で、いきなりですが、その気になるアホがいるんですよ。
うちのライブドアブログ、ご存知の方はご存知ですがアダルト認定されてからは広告がエロ系になってしまい、見るも無残になり果てております。
もー、見ると吐き気がする……😫

でも書くのは やっぱりライブドアさんの方が断然 書きやすいので、ライブドアさんで書いてコピーしてFC2さんに上げてます。

で、その時、読んだら どんなバランスかって見たくてライブドアさんで見てみるんですがスマホ版だと そのエロ広告が出るんですね。
PC版で見たら広告出ないのでPC版にするんですが、どうやっても一度は目にするわけです。
んで、まあヤラちい画像なワケなんですが
、だいたいどんな内容か分かるじゃないですか。

それでロリ系とかレイプ系とか。
それでヤラれてしまい、受け手側がイヤだイヤだと抵抗しつつ気持ちよくなって歓んでる、なんて……………


んなワケ、あるかあ!
幻想ですから!作り話ですから!信じるなっつうの!


そういうのを見て、リアルでも そうなると思ってる阿呆がいるのじゃないかと思う時があります。
父親が娘をとか学校の先生が教え子にとか監禁してレイプしたりとか。

んなワケあるかあ!イヤに決まっとろうが!


やっぱりスマホなどの普及で簡単にいろんな画像や動画が見れますから、まあ自分で楽しむなら自由ですが勘違いして他人を巻き込むなっつうの!
自分が逆の立場ならって想像力が欠如してるとしか思えませんな、これは。

世の中、そんな人ばっかなわけないですから極論かもしれませんが、ニュースなど見てガウーッと吠えてます。
子供に不埒なことをした馬鹿のニュースなんか見た日にゃ!
はー、まったく!阿呆が!娑婆に帰ってくんな!


そんなこんなのfalling 。
ザックスはクラウドさんにベロベロに甘いですが、まあ相思相愛になれたから良かったものの、ザックスの行動も紙一重なのがなあ、と思ってしまいます。
そんなザックスの煩悶は大好きで、そんなお話、書きたいですねえ。

でも中途なのを終わらせてから……我慢我慢。
下から行きますから次は Splendid love 。
正直、Splendid~は ちょっといろいろと書きにくく、だから続きを書けずに後回しになってたんですよね。
でも ちゃんと終わらせようと決めてから、また むくむくと妄想の雲が広がりましたので、書ける!書けるわあ、って感じで 書くのが楽しみです。

でも時間がなあ。GW 書きすすめられると思いますがねえ。
では、Falling のラストを、よろしかったらどうぞです。
ちなみにザックスは視姦ぷれいと言葉攻めをしようとしてました😁




□ Falling 3 □


「……えッ、」

どんよりとした心のままバスルームから出ると、クラウドは濡れた髪のままリビングに戻って来た。
律儀に会社の帰りに買ったペットボトルを冷蔵庫から取り出し、フタを開けながらソファに座ったとき 携帯が着信を知らせるために点滅していることに気づく。

( ……誰から……業務連絡、かな。まさかザックス、じゃないよな )
自分に連絡してくる相手なんて片手にあまる。
クラウドは複雑な顔をしながら携帯を取り上げると恐る恐る開いた。


( ……………ザックス、からだぁ… )
さっきまで連絡がなくて沈んでいたのだからザックスから連絡が来たなら嬉しくて飛びついてしまうだろうに。
今、自分がバスルームでしていたことを知っているのじゃないか、見られていたのじゃないか、と本気で思う。
思わず背後を見てしまうクラウドだったが そんなはずはないと頭を振る。
( ……今日はもう解放されたのかな。……折り返すべき…だよな、やっぱり。声、聞きたい、けど… )

折り返しかけたら元気なザックスの声が聞けるだろう。
今日一日のあれこれを、話せる範囲で面白可笑しく話してくれるだろう。
そう思うのだが手が動かない。
バスルームで自分を慰めてしまったことが情けないやら申し訳ないやら。
ザックスはジュノンで食事もそこそこに頑張っているかもしれないのに、自分ときたら寂しいとは云え彼との行為を妄想しながら………

( ………おれの根性なし!ザックスに申し訳ないって思えないのか? )
はあ、とため息をつくが、やっぱりザックスとは話がしたい。
後で たっぷり反省しよう、と思いながら携帯を開く。
「……あ、あれ?繋がらない…」
耳元から、無機質な女性の声が聞こえてくる。
( …………電波の届かないって……まだ副社長達と一緒ってことか?また かかって…くる、かな )
上層部の予定に振り回されることなんて しょっちゅうだ、と言っていたザックス。
食事どころか飲まず食わずでトイレも ままならず、ヘタなミッションより過酷だとも。

( なら あんまり何回もかけない方が、いい……よな )
ほう、と息を吐いて携帯をガラスのテーブルの上に置く。
冷たくなった頭をタオルで拭きながらテレビで見たことのあるジュノンの街並みを思い出す。
副社長のルーファウスは遠くからしか見たことはないが、怜悧な容貌の尊大な雰囲気の人物で クラウド達 一般兵は顔を見てはならず、目線を外せと言われている。
ザックスは副社長だろうが統括だろうが、社長や英雄セフィロスとだって 気にしなーい、なツワモノだ。
そんなところも羨望の要因なのだが。

( でも、あれはもう性格だよな。カンセルは無理だって言ってるし。普通の神経なら無理だろってキーンも断言してたし )
傍若無人で横紙破りな人間より、生真面目で折り目正しい人間の方が可愛がられる、なんてことは案外ない。
上官や先輩の云うことに逆らわず、気配り上手、努力家で成績優秀 VS 上官や先輩に言われても軽くふてくされて口答えしたり、ちょいちょい手を抜いたりする要領よし。
意外と要領よしな者ほど気さくに可愛いがられたりするものだ。


ザックスってホント、得な性格だわ。みょ~に相手の懐に入ってく、つうか。こりないんだよな、何しても。んで バカだけど馬鹿じゃないっつうか 。や、やっぱりバカか。

真面目に頑張ってトレーニングしとる横で、ハンバーガー片手にスクワットやってバッキバキ的な。ムカつくわ!蹴ったろか!


「……何だかんだで、好かれてるんだよな」
最近 ザックスと一緒にいるから顔見知りになれたソルジャーの顔を思い出して くすりと笑う。
ミッドガルに来れたからと云って 所詮はニブルヘイムしか知らないクラウドであったから、一人ではどこにも行けなかっただろうし、誰とも簡単に親しくはなれなかっただろう。

ザックスに くっついていただけで会う人会う人 皆 気さくに接してくれる。
ただ友達になれただけでも ザックスと一緒なら毎日きっと楽しいだろう。
おもちゃ箱のようなビックリ箱のような毎日が待っているんだと思うと楽しくなる。

そんなことを考えながらテレビを見ていたら、予約録画していた番組が終わってしまった。
( ………かかって来なかったな )
クラウドは黒い携帯を手に取ると ぱかりと開いて着歴を見る。
30分ほど前にかかってきたっきりだ。

今日はもう連絡は来ないのだろうか。
次に連絡が来るのは いつだろうか。
状況が状況なだけに自由時間が取れないのかもしれない。
メールしようか、とも思ったが何て打てばいいのか。
クラウドは手の中の携帯を見ながら一週間も会えないのなら週末からはキツなあ、とため息をつく。
せめて月曜日からなら勤務で気もまぎれただろうに。


「……帰ろう、かな… やっぱり…」
このまま ここに泊まればザックスのベットを使うことになる。
ベットで寝たら きっと緊張して眠れない気がするし、かと言ってソファで寝るのも 何だかいろいろ思い出しそうでマズい気がするし。
明日も予約録画を頼まれているが お昼の番組だし、改めて明日 来ても大丈夫だし。

よし、そうしよう、と決めて クラウドは手早く窓やベランダの鍵を確かめる。
寝室に入ると かすかにザックスの匂いがした。
思わず 堪らなくなってベットにダイブしてしまいたくなるが、そうしてしまった後を思うと制止がかかる。
だが ふらふらとベットに近づき 枕元のシーツに額を寄せるが 電気が走ったように身体を離し、走って窓の鍵を確かめると部屋の電気を消してカバンを掴んで廊下に出る。

「……………」
廊下には天井からの淡い光があって しんとしていた。
何だか いきなり知らない場所になったかのようで、クラウドは思わず足早に玄関に向かった。
その時、いきなり解錠の音が小さく聞こえてきて、青い目を大きく見開いた。

「たっだいま~クラウド。……………あれ?お出迎え、じゃない?」
「……………」
ザックスの耳には廊下を歩くクラウドの足音が聞こえていた。
自分が帰って来たのに気づいて玄関先まで迎えに来てくれたのかと思ったのにクラウドは手にカバンを持っていたのだ。
ザックス達 ソルジャーの部屋は かなり防音が効いている。
ソルジャーの能力ゆえに、よけいな雑音を極力カットさせる為だ。

ザックスですら部屋にいれば外の音が聞こえないくらいなのだから、クラウドが聞こえるわけがない。
ならクラウドは やっぱり帰ろうとしていたのだ。
「クラウド、帰っちゃう気だった?雨、降ってきたぞ?泊まってけば?も~充電切れちゃってさ~参った……クラウド?おーい?」
「…………ぁ…」
おかえり、ともビックリしたとも言ってくれないどころか 固まってしまっているクラウドに、ザックスは その顔の前で指を鳴らす。

「……………お、お帰り…なさい。ちょっと、ビックリして………ジュノンは?」
「ガハハ連れて帰れるって云うから腕相撲で勝ち取った!あ~腹へった。クラウドは食べたのか?」
「うん、ごめん。いただいた。………じゃ おれ帰るよ。疲れ…」
「えーッ!帰んないでよ!会いたくて帰って来たのに!」

靴を脱いでいるザックスから盛大に不満気な声が返ってきて、クラウドは びくりと身を強ばらせる。
「…ッ、…………で、でも疲れて」
「疲れてるからクラウド補給したいのに!一人でメシ食っても美味くないじゃん。ほら、中 入ろうぜ。……え、」
「………ッ、……あ…」

ザックスはクラウドの肩に手をまわし、部屋の中に入ろうとするが、すい、と身を引かれて驚いてしまう。
だが クラウドも驚いたように強張った顔をしていた。
「クラウド?なんかあったのか?調子 悪いのか?」
「…ッ、な、何も……何もないから!ちょっ、……ザックス、待って!」
「何もないって、なら何で?クラウド?」

自分の伸ばされた腕を避けるようにするクラウドを、ザックスは尚更 逃がさないと云うように詰め寄る。
ザックスは まだジュノンでの緊張が抜けていなかったのだろう。
常の彼にはない雰囲気をまとっていて、それがクラウドの態度をますます おかしくさせていた。

「ホントに、ビックリしただけだから!」
「…なんで?俺が自分の部屋に帰って来たら驚くのか?帰って来ないと思ってたから?……何してたわけ?まさか、」
「……ッ、」
強張る顔のザックスは見たことがないくらい険しく、いつも優しく和んでいる魔晄の目が 射るようにクラウドを見下ろしている。
廊下の淡い照明がザックスの顔に陰影を作り、クラウドは小さく震え出す。

「まさか誰かいるのか?」
「まさか!だ、誰もいないよ!」
「……………」
飛び上がるように叫ぶクラウドに、ザックスは魔晄の目をすがめると風のように廊下を進み キッチン、リビングへと向かう。
「ザックス、誰もいないよ!」
「……………」

焦ったようなクラウドの声が ますますザックスを苛立たせる。
( まさか寝室? )
「ザックス!」
悲痛なクラウドの声に、ザックスは鬼神のごとき表情で寝室のドアを開ける。
が、誰もいなくて しんとしている。
明らかに部屋には誰もいない。隠れているわけでもない。
「……………?…」
ソルジャーである自分には部屋に人がいるかいないかくらいは分かる。

( ………誰もいない?いたわけでもない。………あれ? )
「…クラウド?……え?」
訝しげにザックスが振り向くと 暗い部屋の中でクラウドがうつむいていた。
その顔は赤く染まり、耳まで真っ赤だ。
「ごめん、ビビらせたか?俺、ちょっと早とちりした。ごめんな?」
「……………」
そろそろと近づくと、クラウドは両の拳を握りしめて ますます顔をうつむかせる。
その頑なな様子にザックスは慌てるが、ふと気づいて目を丸くする。

「クラウド、お前…………もしかして、」
「…ッ、おれ、帰るから!」
「や、待て待て待て待て!……待てって!」
カバンを胸に抱えて走り出そうとする背中に腕を伸ばし、服の襟首を掴むとクラウドの身体を くるりと自分の方に向ける。

「や、ザックス!」
「……クラウド、お前………勃っちゃってる?」
「…!…………離してくれ!ザックス!………やッ、」
ザックスの手が腰から尻へと流れるように動くと、クラウドは膝から力が抜けてしまう。
「お、っと。大丈夫か?…………え、マジで?ちょっと、嬉しいんですけど」
「………う、……………ッ!ザッ、ザックス!待って、待っ……………ぁン、ッ、」

支えるザックスの左手が腰にまわり、右手は戸惑うことなくクラウドの股間を 服の上からまさぐり出す。
「……俺が帰って来たから?寂しかった?」
「………ぅ、ン……んッ、あ………は、ァあ、ザック…」
今まで会社で会っても、この部屋にいても 深い接触はなかったのに、今 ザックスは完全にその気になっていた。
「……ザッ、……………ど、して……」
「ん?何が?」
「……は、ァン、……どして、……急に……」
「………時間がなかったから。ゆっくり抱きたいだろ?……もしかして不安にさせてた?」
ザックスの手の中の昂りは 熱くその形を変え、強請るように脈打ち始める。
「…不安、って……ん、……ンふ、……ぅ、ン…」

ザックスの大きな手の中で波のように揉みしだかれて 堪らなく気持ちがいい。
さっきバスルームで自分を慰めていた快感など吹き飛んでしまう。
うつむく顔を覗き込むようにザックスの顔が近づいて来たかと思うと噛みつかれるように唇を塞がれる。
熱くぬめった舌が狂ったようにクラウドの口の中を暴れまわる。
絡まり、強く吸われ、唇を、舌に噛みついてくる。

「……はッ、は、……んン、……んぅ……ザッ、クス……」
布越しの刺激に慣れてしまったのか。
直接 触って欲しくなって、クラウドは口づけを もぎ離すと 上がる息を堪えるように唇を噛みしめ ザックスの腕に しがみつく。
「……………直接、触って欲しいって顔してる」
「…ッ!……ぁ、……や、待って!待っ……ああ…ッ、」
股間にある手が 強くクラウドのモノを握り込み、顔を覗き込む魔晄の目が細められる。
その眼差しが堪らなくセクシーで、そんな風に感じてしまう自分に驚いてしまう。

「………クラウド、感じ過ぎじゃない?自分でヌいた?」
「……………う、……な、んで…」
どうしてザックスには分かってしまうのか?
そんなに自分は物欲しそうな、飢えた顔をしているのだろうか。
ザックスは笑いながらかがむと、うろたえるクラウドの身体を ひょいと抱き上げ寝室へと向かう。
ザックスの匂いのするベットから思わず逃げようとするが、手際よくズボンのベルトを外され あっさりと中への侵入を許してしまう。
己の下生えの感触で、自分が驚くほど感じて濡れてしまっているのが分かって頭が沸騰しそうだった。

「……ん?なんで分かるんだって?………俺もだから。なんべん お前でヌいたか分かる?」
ザックスはクラウドの手を取ると自分の股間へと導く。
そこは自分よりも堅く、熱く猛けっていて、ザックスが そこを自分で慰めていたと思うだけでおかしくなりそうだ。
「……おれ、ザックスが…頑張ってるのに…」
「そんなの気にすること無いって。むしろ嬉しいし。俺のこと、思いながらイった?ね、」
「……あ、ン、……はッ、」

耳に 濡れた舌が這い、時折くちゅりとイヤらしい音がする。
その音に身震いしそうになるが、ザックスの手が激しく動き出して喘ぎ声が止まらなくなる。
「……ッあ、ァ……や、ッぁ……あ、あッ……………くゥ、イっ……く、」
「……………ッは、はッ……は、」
苦しげに歪む顔を見下ろし呼吸を押し込めながら、ザックスは ぺろりと舌なめずりして小さく笑う。

「……やっぱり自分でヌいてたんだ。………クラウドでも するんだな。すげえアガる」
「……はッ、はッ……ぁ…ザックス…」
クラウドの吐き出したものはザックスの手の中に収まるほどで、自分を思いながら身悶えている姿を想像するだけで男冥利に尽きると云うものだ。
ザックスはベットサイドのテーブルにあるティッシュで手を拭うと本格的にクラウドにのしかかる。

「クラウド、脱ご?脱いで?」
「……え、……え……」
「自分で。…脱いで。ほら」
「……………」
自分を見下ろしながらザックスは笑っているが なんだか目が笑っていない。
まだ数えるほどしかザックスと抱き合ってはいないが、今までは抱かれながら いつの間にかザックスに脱がされているのに こんな風に言われたのは初めてだ。
戸惑うがザックスと抱き合いたい気持ちが勝る。

( ………恥ずかしくて死にそうだ……でも、ザックスも おれでヌいてたって……もっと、したい……もっとザックスも…… )
ザックスにまたがれたまま、クラウドは服を脱いでいく。
じっと、何も言わずザックスが見ている。
ただ それだけで何とも形容し難い感情が湧き上がる。
上を脱いで裸になると少し肌寒くて、だが身体は燃えるように熱い。
頭では早く抱き合いたいと思うのに、クラウドはすぐ 下も脱ぐことが出来なかった。
「……もうギブアップ?」
「……………ぁ、……ん、ッン、……」

ザックスの頭が自分の胸に下りてきて舌先が伸ばされるのを、クラウドは泣きそうな顔で見つめる。
ちょん、と胸の粒をつつく舌先が べろりと舐めてきて声が出てしまう。
ザックスの手が胸を撫でて やわやわと摘まんでいるのを為すすべもなく見ていると、いきなり顔が上がって とんでもないことを言われた。
「な、自分でやってみてよ」
「…え……や、やだよ!」
「え~、クラウドがどんな風にするか見たいのに。……ん~、なら一緒にする?ならいいだろ?」
「…い、いやだって……おれ、………ン、やッ……」
「絶対 気持ちいいから。ほら、………ほらクラウド」

ザックスはクラウドの手を取ると自分の股間に導き、すでに腹に付きそうになっているモノを握らせる。
教えるように上下に動かすと、クラウドは泣きそうになりながらも ゆっくりと手を動かし始める。
「……そう、もっと強くしてもいいよ?こんな風に…」
「……あ、………あ、ンッ、……は、ァあ、」
ザックスの手が自分のモノをこすると ぞくぞくとした快感が腰から背中に走って 声を抑えられない。

自分の声とザックスの押し殺した息が堪らなく感じて、クラウドは涙を浮かべながら快感に身を強ばらせる。
「……ん、すげ…気持ちイイ……あ、…そこ、そこ…イイ、」
「……………あん、……ァ、はァ………ン、んッ、あ…もっと、ザックス……イく、イく……ッ」
自分の腕の中で ぶるぶるッと身を震わせる姿が愛しくて堪らない。
半ば無理やり自分のモノにした自覚はあったから、こんな風に自分を求めてくれると思わなくて天にも昇る心地だ。

会えば抱きしめたくて。
抱きしめれば口づけて、身体中に口づけて、舐め上げて喘がせたい、よがらせて自分の名を呼ばせたい。
そんな獣のような情動を、無垢な目で自分を見上げるクラウドにぶつけることは ためらわれて我慢するしかなかった。
だがクラウドも自分を欲しがってくれているのだと分かったのなら もう我慢できなかった。

達して吐き出したモノは多くはなかったが、若い身体は まだまだ枯れることはないはずだ。
ザックスは ぐったりとベットに沈む身体を抱き起こすと、蕩けた顔や首筋、まだ成長途中の肩や平らな胸に口づける。
「……ふ、……ザックス、くすぐったいよ。……ん、」
「ん~、クラウド、好きだよ、好きだ…」
「…ザックス、…ちょっ、くすぐった……ッぁ、……やッ、」
犬や猫が甘えるように すり寄って来たザックスは、くすぐったさに身体を捩るクラウドの腰を掴むと いきなり はくりと口に咥えてしまった。
「…や、ザックス…!待っ…、ぁ、……はッ、」
力を失っていたはずなのに、下から上へと濡れた舌が動き始めて 驚くやら恥ずかしいやら気持ちがいいやらで、どの感情を優先していいか分からない。
だが、ザックスの左手が胸の粒を摘まみ、右手が双の果実を揉み始めると驚きも恥ずかしさもクラウドの頭から弾け飛んだ。

「………ここ、痛い?それとも気持ちいい?いいよな?」
「…あッ、あ…イ、イタい……あ、ンんッ、……はッ、んぅ…ッ、ヤ、ヤだ……イヤ…だ、イヤ……ァあ……ッ、」

ぎゅぎゅ、と摘ままれ、痛いと口から出てしまうが本当は もっと強い刺激が欲しくて、ねだるようにザックスの手を押しつけてしまう。
分かっていると云うように ぎゅうッと引っ張られて、あっという間にイかされてしまう。
クラウドは くったりとベットに四肢を投げ出し、胸を波打たせながら荒く息を吐く。

ザックスは むくりと身体を起こすと力の抜けた身体の下に枕をあてがう。
「……ぁ…」
「クラウド、俺が何でも教えてやる。だから俺以外、ダメだからな」
「……な、に……ッや、ザックス…んンッ……や、イヤだ…ザックス……」
「全部、俺が最初だ……全部…」

腰にある枕のせいで浮き上がった身体の向こうで ザックスがクラウドを見ていた。
身体を這う微妙な刺激に細い身体が くねるのを微笑いながら見ていた。

「……ザック、ス……」
ザックスはクラウドの両足を広げると自分の身体を割り込ませ、すぼまりのまわりをやわやわとこすり始める。

その むずがゆいような じれったいような刺激に、クラウドは堪らずにザックスの手から逃れようとするが足首を掴まれ引き戻されてしまう。
「…ザッ、……」
「ダメダメ。逃げないの。今夜はレベルアップすんのに」
「レ、レベルアップって…!…い、いい!今日はいいから、今度!」
「えー。今度って、いつ?」
「…い、いつって…」

不満そうに口を尖らせているがザックスの顔は少しおどけている。
クラウドは その表情に すがるように言い募る。
「もう、きょ、今日はムリです!もう、いっぱいいっぱいだから!今度またで!」
「……今度?また?ホントだな?」
「…………………💧……」
言質を取るように繰り返されてクラウドは冷や汗が出る思いなのに。
そんなやり取りの間にもザックスの左手はクラウドの足を慈しむように撫でている。

怯えたような顔をする恋人に、ザックスは安心させるように にっこりと笑う。
「ゆっくり行こうか。時間は たっぷりあるしな。俺と気持ちイイこと、したいよな?」
「………うん」
真っ赤になりながらも小さく頷くクラウドに、ザックスは顔中で蕩けるように笑う。
「可愛いよ、俺の彼氏は」
「……////// …か、彼氏…わッ、…」

また真っ赤になるクラウドに、ザックスは嬉しそうに笑うと白い身体を持ち上げ、くるりとひっくり返す。
「ザックス!待っ…ッん、……ァ…」
「通常レベルで えっちしような?」

「つ、通常って……ぃ、あ…ッ、」
さっきは やわやわと触っていただけだったのに、今はクラウドの腰から尻に手を滑らせると抵抗させる間もなく すぼまりに指を指し入れる。
「…ァ、……や、……はッ、う…ンッ、…」
「………まさか ここも自分でしてた?三本 入りそう…」
「………し、…して、ない…!…そんな…ァ、…」
「ホントに?…」
ベットに両手をついて耐えている背中に口づけるとザックスは本格的にクラウドを攻め始める。

まだ若い身体は淫らに蕩けて、ザックスの指を受け入れ 抜き射すごとに柔らかく ほぐれていく。
ザックスとしか経験のないクラウドは そんな自分の身体が果たして普通なのか異常なのかが分からない。
だが間違いなく同性と交わる身体ではないのは分かっているし、クラウドとて女性との繋がりを夢みていたのは確かだ。
まわりに自分達のことが分かってしまうことに抵抗があるのは この関係が普通ではないと思っているからだ。

ザックスはどう思っているのだろう、とか、こんな風にモヤモヤする自分を どう思うのだろうか、とか悩む自分がいるのに 抱き合うと そんな煩悶など吹き飛んでしまう。
母親に抱きしめられた温かさや心地よさ。
嬉しくて安心出来て、抱きしめられたり抱きつくのが大好きだった自分。
同じ行為なのに何故こんなにも違うのか。


「……ん、……ぁァ……ッ、…ザッ…」
「…ふ、…ッ…く、……も、少し………」
ぐ、ぐッ、と押し込めてくる力に負けて 細い身体は前へと押し上げられるが、ザックスの手が それを許さず すべてを埋めてくる。
互いに苦痛を伴うと云うのに それをうわまわる感情にせき立てられる。

「……は、はッ、……あ…う、んッ、ンッ、…あゥ…ッ、あッ……」
ザックスが動くたびに声が漏れる。
恥ずかしくて堪えようとすると邪魔するようにザックスの手がクラウドの股間を 弄り始める。
苦痛が いきなり快感に変わり、それを表すように身体がクラウドの思うように動かなくなり、ただただ喘ぐことしか出来なくなる。
突き上げる動きが激しくなるが、それでもザックスは負担をかけまいとしてくれているのが伝わってくる。

「……く、……イく……クラウ、ド…」
「……………あ、ァあ…ッ……」
叩きつけられるような迸りに身体が震える。
追うように達してしまうと背中からザックスの熱い腕が伸びてきて ぎゅっと強く抱きしめられる。
「……はぁ、はぁ……ッん、ンふ……ァ、ザックス、ザックス…」
抱き起こされて荒い息のままザックスが唇を合わせてくる。
互いに人の理性や常識など吹き飛んで、ただ本能だけで求め、飲み込もうとするかのように抱きしめ、口づけ合う。

「……クラウド、好きだよ…好きだ…」「……………ザ、ックス………ザックス…」
重なる唇の間から熱く囁かれて心が動かない者がいるだろうか。

クラウドは たくましくも しなやかな身体に抱きつくと、ザックスの想いに応えるように自ら唇を合わせる。
絡まるように またベットに倒れ込み、ザックスの唇が 首筋から胸へと下りていくのが 堪らなくて目を閉じる。

( …………空の中に落ちていく、みたいだ……どこまでも…… )
自分の知らない甘美な場所へ、ザックスは手を引いて連れていってくれる。
繋いだ手を離したくない。
ただ それだけを思いながら クラウドはザックスの名を小さく繰り返した。




「……ん、……ンッ……気持ちイイ……イきそ……あ、………ァ、イイ………クラウ…ッ、」
「…はッ、はッ……ァ、あ……ッく、ぅ……」
薄暗い中、ギシギシと軋む音が ベットの上の二人の熱を煽る。
買い主が こだわって手に入れたベットは現在 最高級と云われているもので けして安いパイプベットなどではない。
だが 二人が愛を確かめ合うたびに その手伝いをするかのように軋み、絡み合う身体を受けとめていた。

たくましい身体に乗り上げ、細く、だが引き締まった白い身体が淫らに上下していたが、激しく突き上げられ愉悦の声を上げながら くったりと果てる。
荒い息が静まると、薄闇の中で小さく笑う声がした。
「 ……なんで笑うんだ…?」
「ん?クラウドも立派になったなあって。俺、あっさりイカされちゃったよ」
「……………ウソばっかり。そんなこと言われたら逆に…ッん、あ、ッ」
「………逆に?………ああ、………なんて……俺って幸せもんだ」

繋がったままの身体の上で口を尖らす恋人の腰を掴むと 腰を動かし強く突き上げる。
動くたびに生温かいモノがこぼれて、繋がる場所からイヤらしい音がした。
「……ザッ、クス…」
再び始まる交わりに、クラウドはザックスの胸に両手を付いて堪えようとする。
突き上げられるたびに うつむいた自分の首筋から流れる汗がザックスの胸に落ちるのを見て顔を歪める。

「…ずっと、………こうしてても付いてこれるじゃん?それが、嬉しい」
「………まだ……もっと、……まだ夜明けまで……ッン、あ…ッ」
まだ一般兵だった頃のクラウドではソルジャーの体力に付いていけるはずもなく。
誰とも経験のない成長途中の身体を ザックスは いたわり、掌中の珠のように大事に大事に抱いていた。
だが 今は同じソルジャー同士。
ザックスが思うさま抱き合おうとしても、クラウドはそれに応えられる身体を手に入れているのだ。


自分の胸にある手を取ると ぎゅっと握って甘く囁く。
「好きだよ、クラウド。あの時からずっと。…お前は?」
「……………愛してる、ザックス。もう二度と……離れたくない」
「…やっぱり俺って幸せもんだ!じゃ、ずっとこうしてようぜ?」
「バッ、……あ、ッう……ん、ンッ…」

再会してからクラウドはザックスから離れず、夜毎 抱き合い、その存在を確かめるかのように求めてきた。
ザックスの言葉に従って身体を開き、戸惑いながらも言われるまま淫らに動く姿を、一般兵時代では想像も出来なかったろう。

ザックスは繋がったままクラウドの身体をベットに押し倒すと左足を抱えて、本格的に穿ち始める。
突き上げられ揺さぶられながらも クラウドはザックスへと腕を伸ばし強く抱きしめる。

二人は互いの存在に酔いしれながら夜が明けるまで愛し合っていた。


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  2. ■ Falling
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きなこは緑!

#829 Z×C falling

こんばんは、水城です。

や~、ちょっと色々ありまして。
ここにこれて良かった良かった、って感じです。
しかし毎日、コロナコロナコロナ。
改めて、なんつう世の中になってしまったんだろう…

そんな中、最近 きなこもちにハマってます。
コロナから きなこ?って聞こえてきそう💧
あっしのウチは小さい頃から緑色の きなこなんですね。
だから黄色 きなこ見たとき何かと思ったです。
で、緑色の きなこもちが売ってて、前からあるのは知ってましたが なんか ふらふらっと買っちゃったら超ウマかった!
しばらくハマっていそうです。


ただいま深夜の一時前。
さすがに寝ましょう。また明日、です。
ちょっと短めですが、falling 。よろしかったらどうぞです。
オヤスミナサイ。




□Falling 2 □



「ふう、……ま、こんなもんかな。……あっつ~」
クラウドは掃除機片手にぐるりと部屋を見渡しながら うっすら汗の滲んだ額を拭った。


ザックスの部屋であるソルジャー宿舎は、クラウド達 一般兵のそれと比べて格段の差がある。
クラウドの部屋はワンルームだがザックスの部屋は3LDKで夢のような暮らしぶりだ。
全部屋 床暖房、クーラー付き。お風呂はテレビ付き、ジャグジー付きで乾燥機あり。
二週間に一度 清掃業者が入るから部屋中ピカピカにしてくれるので 散らかっていたところなど見たことがない。

ザックスは家具にはこだわるタチだったらしく、そこらの家具屋で買ったのではないのが一目でわかるような物ばかりだ。
特別 目を引くようなデザインではないが使い心地は抜群で、田舎のニブルヘイムの家でも質素な暮らしをしていたクラウドからすれば贅沢にすら見える部屋だった。


「やっぱりソルジャーっていいなあ」
クラウドはカウンターキッチンの椅子に腰掛けながら ぐるりと部屋を見渡す。
そろそろ夕方だが気温は まだ下がらず、開け放ったベランダから入る風が白いカーテンを揺らしていて、いかにも幾分 涼しく感じる。
氷を入れた水のコップすら きらきらと煌めいていて、クラウドは思わず そう言って ため息をつく。



クラウド、悪いんだけどさ、急にジュノンに行くことになってさ。
悪いけど俺の部屋に行って冷蔵庫ん中のもん、食ってくんねえ?
貰ったレーションも期限切れるから食っちゃって。
あと、葉っぱに水やってくれる?悪いな、頼むよ。
あ!あと録画!メールするから予約頼むよ。行ったり来たりも悪いから帰るまで俺の部屋にいろよ、な?
ホンット、ごめんな!連絡するから。じゃな。


本当に急だったらしく、ザックスは言うだけ言うとクラウドに返事をさせる暇もなく 慌ただしく電話を切ってしまった。

ザックスはジュノンへ リーブ統括と向かったらしい。
現地には副社長が待っているらしく、恐らくヘリに乗って 文字通り吹っ飛んで向かったのだろう。

「…さて、と」
( どうしようかなあ。確かに今の季節じゃダメになるだろしな。色々あるけど…… )
ザックスは一週間は帰って来れないだろうと言っていた。
副社長であるルーファウスは、各都市の代表と会談があるジュノンへ ハイデッカーを伴い出席していたが、ハイデッカーが高血圧で倒れた為、急遽リーブが呼ばれたらしい。
と、云うのは建て前で、ハイデッカーは会談前にジュノンの街に繰り出し、そこで食中毒で病院に運ばれたのだ。

ハイデッカーは 果たして本当に食中毒なのか、それとも毒を盛られたのか。
原因が はっきりしないうちにリーブが代役として呼ばれた為、1Stソルジャーが護衛として同伴、と云う顛末らしい。

「……野菜スープ、……コンソメ、コンソメ……あった」
ザックスと違って料理のレパートリーの深みが まったく無いクラウドだったから 大きめの鍋を取り出し、思いつく野菜を煮てコンソメで味付ければ まあ間違いないだろうと考えた。


まず食材 全部出し~の、調味料出し~の、で切るもん切る。
で、準備できたら片付けるもん片付けて……
一気にGO !
クラウド、空いたザル洗って洗って!
おらうらうら~!よし、カンペキ!パーフェクツ!
う~わ、うまそ!インスタントラーメン様々!キャベツともやしがまた!クラウド、何点何点?
やっぱり~?じゃ食おうぜ!のびたらマズいからな!いっただっきまーす!
ん、ん、旨い!旨いよな?な?


鍋の水が沸騰する前に切った野菜を入れ、包丁や まな板を片付けている間にも彼のことが頭に浮かぶ。
静かに夕闇が迫る室内。
自分しかいないのに そこにいるかのようで。
誰かと一緒に作って食べる。
ザックスと一緒なら楽しくて何を見ても新鮮で。
ただ話をしているだけで真夜中になったり、名前だけしか知らないコーヒーショップやバーガーショップに連れて行ってくれたり。
ザックスがいなかったら知らなかったことばかりだ。

スープを煮込んでいる間にザックスがよくやっていることを思い出し、ティッシュを濡らして観葉植物に向かう。
「……ツヤツヤだ。大事にされてんだな」
クラウドの背丈ほどの観葉植物が三つある。
故郷のゴンカガを思いながら拭いているんだろうか、と思っていたらカンセルが女の子ウケがいいからだろ、とからかっていた。


バッ…、違うって!そもそも女の子 連れ込めねえだろが!
ウケ狙うんなら別のことするわ!

葉っぱに撫で撫でしてるのがキモいわ。なあクラウド。

クラウドは分かってくれるもん!な、分かるよな。な?
モチロン、ざっくす。ワカルヨ!

え、え!

マリオネットかっつうの。
ざっくすノ きもイノハ シッテルカラ、………痛え!蹴んなよ!

てめ、この!クラウドを操んなっつうの!

お前が先にやったんだろ!

……ちょ、二人とも、や、やめ……やめろってば!




「いただきます」
出来上がったスープと冷蔵庫にあった食パンを焼いて小さく手を合わせる。

ザックスに頼まれた番組はタイマー予約したから大丈夫なはずだが ちゃんと動き出すまでは心配だ。
クラウドはテレビを見ながらリビングで食事を始める。

( ………忙しいのかな )
今頃、会食だパーティーだで忙しいのだろうか。
ちゃんと食べる時間は貰えているのだろうか。
休憩時間くらいは与えられているのだろうか。

( …他に誰が行ってんだろ。副社長ならタークス、かな。ソルジャーも?秘書みたいな人も、とか? )

テレビでは今 人気の歌手やバンドが歌っている。
クラウドは 黙々と食べながらテーブルに置いてある携帯を見つめるが それはただの黒い箱のままだった。

「……ごちそうさまでした」
食べ終わるとすぐに食器を洗い、シンクに両手を付いて ため息をつく。

どれだけザックスの気配を感じても ここにいるのは自分一人だ。
せめて声が聞けたら。
メールでもいい。ザックスも自分と話したいと思ってくれているんだと思いたい。
( ……前まで こんなこと、思わなかったのになあ )
トモダチのままだった頃は どうだっただろう。
初めて出来た最高に楽しくて優しいトモダチ。
何をしても、どんな時も 楽しくて、彼の何げない言動のひとつひとつが ただ鮮やかで。



( ……恋愛じゃなくてもザックスみたいな人、誰だって好きになるよ。ホントに、どうやったら あんな風になれるんだろ )
ザックスだって人間だ。
失敗したり後悔したりすることもあるだろう。
だがそれすらも彼を彩り、前へ進む糧となっているように思える。
( ……おれ、ちょっとザックスに夢見過ぎかなあ。端から見たらひかれるレベル? )

トモダチだった時にはすでにザックスに心酔していた自分だ。
付き合いだしてから それに拍車がかかっているのは間違いない。
そんなことを つらつらと考えていると、キッチンのカウンターの向こうにあるソファが目に入る。
そこで、ザックスと……


( ザックス、なんでも上手すぎなんだよ。あんなこと、みんなしてんのかな。手も…… や、やらしいこと、言うし… )


クラウド、まだ緊張する?肩に力、入ってるぞ~?
ほらほらリラ~ックスリラ~ックス。ぶらぶらぶら~

ぷ、ザックス!足まで?………ザックス、足のサイズいくつだっけ?おっきいよね

クラウドは25くらいか?キレイな足の爪してるなあ

そうかな?ザックスだって………ん、

指、絆創膏 取ったのか?……だいぶ治って、きたかな

……ザッ、クス…汚い、お腹こわす……ッ、ぁ……

……………クラウドの全部 舐めちまいたい。や?俺が舐めたら汚い?ここ、舐めたら気持ちいいと思うんだけどな

…ッふ、………あ、ザック……待……は、ぁ…



「…………予約、OK。………お風呂、入ろっか、な…」
クラウドは昨夜 見た夢を思い出して、小さくため息をつく。
いったいどうやったら あんな夢を見てしまうのか、と。
夢の中のザックスは背中からクラウドを抱きしめ、頭や頬にキスしてくれた。
強張る身体を笑って解きほぐしてくれるザックスは、クラウドの手を取り、少し傷の残る指を舐め始めた。

指先から ぞくぞくとした快感がザックスの腕の中の身体を震わせる。
拒みたいのに、腰をなぞり足の間を割り開くような右手の動きにたまらなくなる。

( ……お風呂に入ったら もう一本 予約 見届けて帰ろう。ここにいたらヤバい! )
この部屋にはザックスの気配が満ちていて、何をしても見ても彼を思い出してしまう。
思い出すだけなら可愛いものだが、淫らな妄想に頭と身体が付いて行かなくなる。

クラウドは 勢いよく服を脱ぐとシャワーを熱めにして頭からかぶる。
また何か頭のすみによぎるが、気づかないふりをしてシャンプーを泡立てる。
( 来月は地下駐車場勤務だから楽だな。暑くなってきたし。あ、でも本社会議があるから忙しくなるかな。何人でやるんだろ八人?交通整理すると夜に腕が つったりするからなあ今日の唐揚げ美味しかったオバさんいつも一個おまけしてくれて優しいんだよなタルタルソースが!初めて食べたとき衝撃だったよ…な… )

クラウド、これ つけて食べてみ?旨いか?

( ……制服!注文してなかった!ダメじゃないか、おれ!ちょっと身長 伸びてるからサイズどうするかなヘルメット新しくなるって噂はホントかなシンはまた太ったって… )

今の制服、いいよな。ウエスト調節 楽じゃん
ベルトいらないし、俺らんときは汗で すぐダメになってさあ


( …………そうそう!月曜に試験結果出るんだったな!AA なら昇級出来る!やったね、おれ!あと三階級上がったらソルジャー……)

俺らんときは飛び級って出来たんだぜ。いいだろ~

( …………… )

クラウド、頑張ってるよな。隊長、ほめてたぞ
身体が出来てないから いっぱい食べろってさ
好き嫌い、何があるんだ?

( ……………ザックス… )

よし、治ったぞ。こんなときマテリアってありがたいよな
舐めただけで治るなら俺が治してやりたいぜ‌

( ……ザックス )

クラウド、口 開けてみ?舌、出して
そう、……………ン、……気持ちいい?身体が震えてる
手は こっち。俺を抱きしめて、クラウド
そしたら むちゃ気持ちいいから……

好きだよ。好きだ。好きだ

「……ザッ、クス……、ぁ、…………ン、」

クラウド、硬くなってる
もっと気持ちよくなるから。足、広げてみな
ああ、クラウド……すげ、可愛い……こんな、すごく……クる…

「……………ザックス、………ん、くぅ……、ッン、…… 」

シャワーの音の中で、湯気で煙る鏡の中に、自分の身体をなぞる手が、すべてを暴くかのような眼差しが クラウドの身体を昂らせる。
思い出さないように一生懸命 他のことを考えていたのに、結局 何を思っても彼に繋がってしまう。

ぎくしゃくとした動きで白い腹の上で戸惑っていた手が、反応を し始めた足の間に伸ばされる。
ぎこちないながらも自分の感じる場所を攻め始めるが、それはザックスが見つけた場所だとクラウドは気づいているのか。
ただ、まるでザックスが そこにいるかのように感じて、有り得ないほど興奮した。
両手の指で しごき、きゅ、と締めつけ先端を爪で くじる。
2つの果実を荒々しく揉みしだくと もう止まらなかった。

「……ん、ン、……ふッ、………あ、ッぁ……イく……ザック……ス、…ザックス……ッ、……」

自分の肩口に顔を寄せて快感に顔を歪ませる。
はあはあ、と荒くなる息が落ち着く前には シャワーの湯の中で 両手の中の どろりとしたものが無くなっていく。
下腹の甘い刺激の余韻が びくびくと身体を震わせると、快感と開放感の何倍もの羞恥心と罪悪感がクラウドを満たしていく。

「………ガマン、してたのに…!………おれの根性なし!」

クラウドは そう叫ぶと、大きな声で社訓を唱えながら ざぶざぶと乱暴に身体を洗い流し始めた。




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  2. ■ Falling
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日々だけが過ぎ行く中で。

#545 雑記 改め Z×C Falling


こんにちは。水城です(>ε<)


なんだか毎日 混迷しております。

最近 自分の会社での立ち位置がヤなんですよね
もうコウモリ感がハンパない…
基本 総務なので誰かに、とか どちらかに、とか片寄らないようにはしてまして。
いろんな側から なんやかんや聞くワケですが、まあそれぞれ言い分がありますし、自分は
上から見てるわけではないですから、どうしても曖昧になってしまって。

ずがッと言ったりしてもいいんでしょうけど、やっぱり自分の目で見たことしか信じないことにしてますし…
で、あっちにも良い顔、こっちにも良い顔してる自分がヤ!
まあ、ある程度は自分判断はあるんですが、いわゆる あたらず触らず的で根本的な解決になってない気もするし…
正直、平社員ならさ~ですが役付け手当て貰ってるなら、そうね大変ね、じゃ済まないと思うんですよね。

皆さまも企業に お勤めでしょうから、使えない上司の一人や二人でイライラっとされてらっしゃるのではないかと思います。
自分が まさしくそのヘボ上司だと思うと、もうもう…(>_<)

まあ、無い知恵を絞って頑張るしかないんですが…

愚痴ってスミマセン(T△T)



ぱたりんさん(T_T)
コメント、ありがとうございます!
おお、ぱたりんさんも!実は今日やっと病院に行けて。
受付締め切り早いんだもん。
あっしも親指の付け根なんです!
ぱたりんさんの原因はなんだったんですか?

お医者さんには、腱鞘炎です、はい、じゃ そんな感じで!で診察終了~
塗り薬貰ってほっぽり出されたです(^w^)
でも あの先生、キライじゃないんですよね。
なんか、波長が合うんですよ~
とりあえず塗って寝ようと思ってます。

お話、オッケーですか?
ちょっとでもぱたりんさんに喜んで頂けたなら嬉しいですo(^-^)o
頑張ります!
コメント、ありがとうございました


と、ここまで書いたのが水曜日。
現在 金曜日ですね、ハイ。

え~…
今は Siren に行こうか Moonlight Serenade に行こうか…
Siren の始めあたりは書いてるんですが ここに来てネタ帳の話が…

でも次は やっぱ一気に Moonlight Serenade 、で。
ですが ちょっと別話の冒頭を よろしいでしょうか(^O^)



とここまでが土曜日(^w^)
ちまちまちまちま書いてます。
なんせ指が痛いのと痺れてきちゃうんで、まったくポンコツもいいとこです。

痛い痛いと言いつつ、ザックラへの情熱だけで書き上げた お話。
結局、すでに冒頭でなくなってしまいました。

Falling を、よろしかったらどうぞです。


□ Falling 1 □


「……そ…やさ、……なしだけど…サ…フェア…が男と付き合ってるって噂話さ、知ってたか?びっくりだよな!」

「…ッ!」


今日の訓練を終えたクラウド達 一般兵は、食事に行く前に、一日の疲れと汗を流すべくシャワー室へ向かっていた。
毎日 蒸し暑い日々が続く中では、外での警備や任務は汗をかいてホコリまみれになる。
そんな身体のまま食事するのは気持ちが悪いし、何より汗臭い。
食事よりも まず身体を洗いたくて隊の皆と一緒にバスルームへと急いでいた途中、背後で聞こえて来た会話にクラウドは驚いてしまった。

(……え、今 何て…おれ達のこと…?)
クラウドは振り返ってしまいたいのを ぎゅっと拳を握りしめて我慢する。
この声は同じ隊のアートとルイだ。
二人ともホラを吹いたり嘘を言ったりするような人間ではない。

なら、本当のことだ。
ザックスと自分が付き合っているとバレたのだ。
(…なんで……まだ二ヶ月しか経ってないのに…どこから………)

ザックスと いわゆる恋人同士、と云う関係になって まだ季節すら変わっていない。
衝撃的な あの夜から、ザックスを失うかと思った あの事件まで、ほんの十日間の間でクラウドは恋に落ちてしまった。

初めて他人と肌を合わせたクラウドにとって、あの夜の出来事だけでもザックスを充分 意識してしまうというのに、ある日ザックスはクラウドの前から突然消えてしまったのだ。
身を二つに裂かれるかと思うほどの苦しみと悲しみに、自分がどれほどザックスを失いたくないと思っていたか、それが友達としてではないと自覚するのに時間はかからなかった。

ザックスに自分の気持ちを伝えた時から恋人同士と云うものになったわけだが、かたや1St ソルジャー。
任務は次から次へとザックスに下りてきて、本社勤務が多いとは云え、交替勤務が多いクラウドとなかなか時間が合わない。
1~2時間程度でも時間が取れればザックスはクラウドに連絡を入れて こまめに会いに来てくれるのだが、結局 呼び出しの連絡が入って、慌ただしく行ってしまうのが常だった。
ザックスは、会えば手を握りたがったり、頭を撫でたりはしてくるが けして それ以上のことはしてこなくて、正直クラウドは拍子抜けしてしまった。

付き合っている、といっても一緒にどこかに出かけたり、食事に行ったり、ザックスの部屋で遊んだり、とか、まだ友達だったころの方が頻繁で、今はむしろ ほぼほぼ無い。
だが、正式にお付き合い、と云うものをしたことのないクラウドには この状態が果たして異常なのか普通なのかがわからない。
だが わからないなりに、ちょっとおかしいとは思っていた。
クラウドとて好きな人と話をしたり顔を見て触れたい、くらいの欲求はあるのだ。


(……なんでバレたんだろ…特別なこと なんにもしてないのに…まさかザックスが…皆に言ったとか…?…まさか…)
大雑把にも見えるザックスだが、小さい頃からたくさんの友達に囲まれていたせいなのか、かなり気配り上手だ。
びっくりするくらいクラウドの気持ちを優先してくれるのは、もはや無意識なんだろうとクラウドは思っている。
洩れ聞こえてくるソルジャーとしてのザックスは、一見 何も考えていないような、いわゆる行き当たりばったりに見えるのだが、その実は彼の頭の中で何パターンもの対応が組み立てられている、というものだ。
常に想定の範囲内という結果に終わる、と云う話だったから、彼の本当の本質は奥深いのだとクラウドは思っていた。
だが、これをカンセルあたりが聞くと、ただの野生のカンだ、と鼻で笑っただろうが。


背後からの会話は終わらず、クラウドは動悸を打つ心臓を自覚しながら彼らの会話に耳を澄ませる。

「確かさ、役員の娘と結婚してたよな。大丈夫なんかね、そんな噂が出てさ」
「さあねえ。出戻りとかだったハズだぜ。浮気して旦那と別れたとかって。案外、冷めた夫婦関係ってヤツ?」
「んで男に走るんか?最近 多いよな。税金確保で同性婚 認めたからなあ」
「ミッドガル市長も思い切ったことするよな」
「ま、サー・フェアースって、真面目そうだから、ホントは違うかもだけど、火の無いとこには、とか言うしな」

「…………」

驚かすなよ!と頭の中で食ってかかるクラウドだったが、もちろん表情には出さずに淡々とシャワー室に入り服を脱ぐ。
少し冷たいと感じる温度が火照った肌を冷ましてくれるのが気持ちいい。
しばらくシャワーに打たれながらクラウドは小さく ため息を吐く。

正直、ザックスとの関係が万人の知ることになったらと思うと怖い。
なら、ふたりで目立った行動をせず、携帯で話したりメールしたりな今の関係がベストなんだと思う。

そう思うが、どうやら自分はザックスに触れたいのだ。
声を聞いて抱きしめてキスをしたい。
さすがに その先の行為を思うと頭がパンクしそうになるが、結局は そういうことだ。

ただ携帯から聞こえる声だけでは物足りない。
手を繋ぐだけでは物足りない。
好きだよと囁きながら髪に落とされるキスだけじゃ物足りない。

自分の中をザックスで いっぱいにしたい。
彼が自分のものだと、自分を思ってくれているのだと確かめたい。

満たされたい。


ザックスと出会って、自分が いかに空っぽで満たされていなかったのか気づいてしまった。

そして満たしてくれるのはザックスだけだ。
それは恋人としてだけではなく、クラウド・ストライフという一人の人間を。


満たされたい。


何度あの夜を思い返しただろう。
あの夜のザックスの眼を。
触れ合う肌の感触を。熱さを。
指や唇や、もぐり込み、這わされ、絡み合う熱く濡れた舌を、甘く囁く声を。

気を許せば、そんなことばかり思い出してなぞっている自分。

会いたい。
会って満たされたい。


そんな身勝手、にすら思える感情を洗い流すように、クラウドはシャワーに打たれ続けた。





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プロフィール

水城

Author:水城
ようこそ いらっしゃいませ。

Platinum garden 水城と申します。こちらはFF7クラウドがザックス、スコール、レノに愛されるお話と我が家の4匹のにゃんこや日々こもごもについて書いております。同人要素、女性向けの内容となりますので 苦手な方、意味がわからない方、未成年の方は誠に申し訳ございませんが ご遠慮下さいませ。なお このブログは版権元様や関係者様には 全く関係ございません。以上 ご理解いただけましたらごゆっくり ご覧下さい。ありがとうございました。

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