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水城

Author:水城
ようこそ いらっしゃいませ。

Platinum garden 水城と申します。こちらはFF7クラウドがザックス、スコール、レノに愛されるお話と我が家の4匹のにゃんこや日々こもごもについて書いております。同人要素、女性向けの内容となりますので 苦手な方、意味がわからない方、未成年の方は誠に申し訳ございませんが ご遠慮下さいませ。なお このブログは版権元様や関係者様には 全く関係ございません。以上 ご理解いただけましたらごゆっくり ご覧下さい。ありがとうございました。

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Zak×Cloud
Zak×Cloud
お話のざっくりとした解説です。
★印のお話は完結しています。

■ ザックス×クラウド

Pure love (5)
・パラレル。合コンマスター・クラウド。ザックスは真実の恋に目覚めさせられるか
You come to lift me up (1)
・超不運体質のクラウド。誰からも優しくされないクラウドの前に現れたのは太陽のようなソルジャー
New Romantics (1)
・再会を果たした自分たち。これからは二人で楽しいことをするんだ
Night of fire (1)
・カンセルの誕生日パーティーに向かうクラウド。燃えるように激しく、楽しい夜の始まりだ!
I′m feeling drunk and high (2)
・蜜蜂の館にいたセクサロイド。清廉な姿と従順な機械。それでもザックスは熱く昂ぶっていく
Dead End (4)
・パラレル。ウオールマーケットで人身売買にかけられていたクラウドを買ったザックス             
Truth and Lie (4)
・神羅軍の訓練で疲れ果てたクラウドとザックスのすれ違い。『黑黑』 のちなせ多紀様との共作です。
Splendid love (5)
・パラレル。王を守る近衛隊の隊長と隊員のクラウド。
Falling (1)
・ザックスとつきあい始めたが なかなか会えず、ザックスに触れたいと思うクラウド
★Find you(1)
・どんな可愛い格好をしててもザックスにはクラウドだって分かるんです
★Cause the world ′s on fire (4)
・ザックスと一緒に街の復興を手伝うクラウド。何でも出来るザックスは
★stay with me Zak version (1)
・風邪をひいてしまったクラウド。世話焼きザックス。
★You're chaaaarming !!!  (1)
・片思いのクラウドはスーパーモデルより可愛いのです
★Please to make me happy this year (1)
 ・ザックスが還ってきて初めてのニューイヤー
★Siren (23)
・パラレル。ウオールマーケットで知り合ったクラウド。レノと一緒にのめり込んでしまう。
Your Eyes (1)       
・神羅の照明弾を浴びたザックスが失明するかもしれないと聞いたクラウドは  
★Let's Go シンデレラ! (7)
・パラレル。お城のクラウド王子様のボディガードの任に付くザックス
★Lazy today (3)
・クラウドが長期の任務に行ってしまい、途端にやる気の無くなったグダグタなザックス 
★11月の7日間 (14)
・パラレル。神羅のメディカルセンターで知り合い、恋に落ちたクラウドとザックス
★ある日、ソルジャーに出会った (7)
・初めてのトモダチはあの英雄と肩を並べる1st ソルジャー
★Stop the bleeding (1)
・向かってくるのなら女子供でも剣を振り下ろすソルジャー・ザックス。 ある日、ソルジャーに出会った。とのリンク話。
★I live my life to find today (5)
・ユフィと買い物に出た街でウータイ人と出会う。悪魔と罵られて
★The falling sky (3)
・神羅軍の対人射撃試験を受けるクラウド。練習を見てやるザックスは
★Any Pleasure,Any pain (3)
・宝条博士の実験で精神異常を起こしたザックスに襲いかかられたクラウドは
★Check! (2) 
・クラウドとの充実した毎日を更に向上させるために頑張るザックス
★Welcome to the new world (4)
・ケガしたクラウドの世話をするザックス。一緒に暮らすうちに新たな扉の向こうへ
★Pass word (2)
・ベットにるい自分を置いて出かけて行ったザックス。相手はリズ、と云う女性? 
★Pass word (1)
・クラウドの部屋のキーコードっていったい何だろな?
★Colors (3)
・シエラの出産に立ち会うクラウド。夜明けの空に思い浮かぶのは失った恋人の顔
★琥珀色の想い (2)
・恋人の形見、バスターソードの前で思うのは鮮やかで愛しい記憶
★Take me home (5)
・アイシクルロッジにボードをしに来た二人。遭難者捜しを頼まれて… 『 楽園 』 とリンクしています。
★Love tyrant (7)
・神羅の地下駐車場でレノと一緒の姿を見たザックスは
★愛の言葉(6)
・ミッションで古の森に来たザックス。魔物の出現に隊は混乱の極みに
★楽園 (7)
・二人はミッションでウータイに。レジスンタスにクラウドがさらわれてしまう。
★Spring come! (5)
・ミッションで一緒になった兵士が可愛くて仕方がないザックス。
★月は東に 日は西に (6)
・神羅クイーンに選ばれたのは可愛い自分の恋人
★Sweet sweet swing (3)
・何でも屋の配達 先でお祭りに参加するクラウドとザックス
★I wanna be with you (6)
・神羅のパーティーの警備任務に就くクラウド。ザックスからの告白の返事に悩み…
★HANA-BI Zack version (5)
・どれだけ時間が経とうとも ただ会いたいだけ。
★Butterfly (2)
・ミッションで向かった森の中で、恋人みたいな蝶を見つけたクラウド
★EGOIST (6)
・クラウドへの想いをとどめておけなくなったザックス




2030.08.11(Sun) | About story | cm(0) | tb(0) |

Squall×Cloud
Squall×Cloud

お話のざっくりとした解説です。
★印のお話は完結しています。

■スコール×クラウド

I held the key ~Squall version (1)
・ディシディア世界。異世界で出会ったばかりの二人。
Jast like the start(2)
・ドールのお祭りで出会った女性の意味深な眼差しに戸惑うクラウド。
I dance into the fire (1)
・パラレル。エスタ王子スコールは政略結婚の犠牲に。
★ Emotions (1)
・飛空艇を買ったスコールに、エスタでクラウドは心配顔です。
★give me what I need (1)
・クラウドの誕生日を俺だけ知らない?スコールが起こるのも無理ないですね。
★So Fight !! (11)  
・ガーデン腐女子同盟。クラウドを巡ってサイファーとガチバトル。
★Sweet and sour, first love(1)  
・パラレル。ガーデンのスコールはエスタのクラウドに夢中なのです。初恋は甘酸っぱい!
★Love tyrant (15)
・パラレル。一般常識を知らないスコールに振りまわされるクラウドのお話。
★Your Eyes (1)
・モンスタースコープを装着したスコールにクラウドは。
★Are you hungry? (5)  
・キロス親子とエスタでピクニック。スコールvsジュリちゃん。
★The Prisoner of Blumb (12)  
・ガーデン腐女子同盟。王様の身代わりをするスコール。
★恋は焦らず (4)  
・DFF。オニオンが熱でダウン。ジェクトの存在に焦るスコール。
★Lose control (9)
・DFF。瀕死の重傷を負ったクラウド。彼を失いたくないスコールは。
★Upside down (3)  
・DFF。ティーダを追って泉の中に潜ったらそこは不思議な場所。
★answer (4)
・DFF。自覚し始めたスコール。初めてまみえた英雄に自分の答えを見つけて。
★Just like magic (4)
・変装した二人はドールのお祭りに出かけます。
★Crash your brain (4)
・DFF。毒に冒されたスコール。仲間がクラウドにばかり頼るのが許せずに。
★Check! (1)  
・SeeD就任式でエスタ事務次官としてお披露目したクラウドに群がるムシを。
★Walk into the world for you (2)
・再会後、クラウドの乗り物酔いを心配したスコールは。
★always smile at me (2)
・エスタでスコールの子供のころの写真を見せられて。
★汝、我に魂を与えよ (9)
・王位簒奪の犠牲になったクラウドを救うスコール。
★Dancing On The Moon  Cloud version (2)
・バラムとエスタ。互いに月を見ながら。
★Dancing On The Moon  Squall version (3)  
・バラムとエスタ。互いに月を見ながら。
★虹の道 (8)
・再会後、エスタに向かった二人。また離ればなれに。
★愛の言葉  Squall version (9)
・GFエデンのせいでクラウドを忘れてしまったスコール。
★Colors Squall version (4)
・海洋島に向かった二人。仲のいい二人にシュウは。1
★Rosarian garden (10)
・ガーデン腐女子同盟。魔女に呪いをかけられたクラウド王子の話。
★嫉妬 (2)
・DFF。バスターソードにザックスの影を見て嫉妬にかられるスコール。
★Strong (11)
・パラレル。エスタ大統領子息スコールを守るクラウド。
★スコール 育成レポート (10)
・パラレル。スコールはアンドロイト?一緒に宇宙船開発を。
★Time After Time Cloud version (1) 
・帰還後の二人。雨に閉じこめられたクラウド。
★Time After Time Squall version (1)  
・帰還後の二人。月光の下で焦燥にかられるスコール。
★All I can do (3)
・再会後、飛空挺での二人。スコールはクラウドが消えてしまいそうで離せない。
★いわゆる、これは (6)
・DFF。ケフカに魔導をかけられ眠ってしまったクラウドに仲間達が。
★HANA-BI Squall version (6)
・クラウドに会うために闘い続けるスコール。
★Reaction (3)
・DFF。二人の仲に切り込むジタン。スコールは群がるムシをはらうのに忙しそうデス。
★FIower (2)
・DFF。ジェクトの強烈なクラウドコールにキレるスコール。
★憧れのその先に (3)  
・DFF。クラウドへのスコールの思いにオニオンは。
★Any Pleasure,Any pain (4) 
・クラウドと一緒のコテージで眠っていると寝言が聞こえてきて。
★now or never (3) 
・クラウドへの想いの鎖を外したスコール。








2030.08.11(Sun) | About story | cm(0) | tb(0) |

Reno×Cloud
Reno×Cloud

お話のざっくりとした解説です。
★印のお話は完結しています。

■ レノ×クラウド

Take my body 、 take my soul (2)
・ソルジャーのためと とある妖しげな薬を飲んだレノ。いきなり現れたザックスに
Upside down 2 (2)
・パラレル。会社員レノとタークスクラウド。幼なじみ以上、恋人未満
The first stage (3)
・チビだとてクラウドにまとわりつくなら容赦しないぞっと。レノVSデンゼル
王子様とカエルの王様 2 (1)
・呪いのとけたレノに恋人のクラウドはベットでやられっぱなし
★give me 、honey!! (2)
・レノ流オトナのお誕生日オメデトーパーティー
★365days (3)
・家に帰るとリフォームされた部屋で待っていたレノ。恋人はいつだってクラウドのことだけを想ってる
★王子様とカエルの王様 (3)
・カエルの呪いをかけられた王レノ。王子の愛で呪いはとけるか
★Your Eyes Reno version (1)
・恋人の眼差しが隠されるとクラウドは素直になってしまう
★Sound of eternity (5)
・コスタで待ちぼうけのレノ。何をしても頭にあるのはクラウドのことだけ
★Milky Way (1)
・スコールの中、ミディールでクラウドを待つレノ
★White world (5)
・大空洞の中へクラウドを追って行ったレノ。モンスターに襲われ命の瀬戸際で二人は
★Dive (3)
・大空洞の調査で通信が途絶えた機の調査に向かったクラウド。
★Endless spiraI (4)
・ウォールマーケットにクラウドが目を付けられたと聞いたレノは
★Breakable (3)
・昔なじみのエナと再会したレノ。クラウドが想うのはザックス
★Floating in this blue lagoon (1)
・恋人はいつだってみんなに愛される。分かっちゃいるけどマウント取りたくなんだぞっと
★Upside down Reno version (11)
・パラレル。小さかった可愛いクラウドが査察官としてやってきた
★Sink or swim (4)
・いつだってクラウドに溺れている。カンパニーの依頼でモンスター調査に出かけるレノとクラウド
★いわゆる これは (2)
・エナにクラウドが大変と言われたレノ。なのに全然 動じなくて
★Check! Reno version (1)
・ゴールドソーサーにいたクラウドはルードからレノが怪我したと聞かされて
★Spring come! Reno version (2)
・地下通路でウータイ人を追いつめたレノ。血生臭いその場にクラウドがいた
★Triumph aloud today Reno version (1)
・コスタでのバカンスゲットにボロホロになったレノ。なのに恋人は変わらずイケズ
★On the night of a blackout (4)
・停電になったカンパニーの施設に閉じこめられたクラウドとレノ
★White heron -白鷺- (1)
・ザックスの懐で眠るクラウドは白い鳥のようで
★Raven - 鴉 - (1)
・時々会うタークスのレノはとぼけていても血の匂いがする。
★Change the world (3)
・再会したエナはザックスとクラウドのことを知っていた。ザックスの思いを聞いたクラウドは
★Salvage (5)
・クラウドが一人暮らしを始めたと聞いたレノ。家にはザックスを想いながら眠るクラウドがいた
★願いごとは ひとつ (5)
・酒を飲みながらあの時を想う。願うことはただ一緒にいたいだけ





2030.08.11(Sun) | PENO×CLOUD | cm(0) |

Anather
■ FF World (33)
This is the time of our life (32) 
・パラレル。恋人になってもいつも寂しそうにしているクラウド。その心の中には別れた恋人の面影が。ザックスVSスコール。

■ FF Ⅶ World (9)
ぷらちなむ・がーるずとーく (2)
・カームの女の子達はクラウドとザックスがダイスキ!
★Memories zak version (1)
・ザックスが見せたのはアイシクルロッジのホテルへの荷物。懐かしい思い出が蘇る。
★Memories Reno version (1)
・雪のモデオヘイム。レノと二人でザックスの話をする時間は優しくて。
★Triumph aloud today (1)
・「クラウドと付き合うことになったから」 いきなり爆弾をかましてくる親友にカンセルは。
★Reason (1)
・クラウドに手を出して殴られた相棒にルードは。
★How can I say? (1) 
・ベッドの中の女の子は金髪青い目のトモダチに似ているから…

■ FF Ⅷ World (3)
★Memories SquaII version (1)
・クラウドと一緒にスキーにやって来たスコール。困っている親子にクラウドは。
★Balamb garden  0:21 (2)
・真夜中のバラムガーデン。偶然会ったニーダとスコールは。

■ Request (16)
Satellite's (6) 
・パラレル。レノと恋人同士とは知らずに抱いたクラウドにザックスは。
Moonlight Serenade (3)
・ロケット村のお祭りに向かう一行。
★Out of control (7) 
・怪しげなマテリアを持ってきたクラウド。そのマテリアの効果にクラウドがデレデレに!レノ救済話。





2030.08.11(Sun) | FF World | cm(0) |

転生したらミッドガルでした!
#813 S×C I held the key


こんにちは、水城です。
お久しぶりだあ!やっと来れた!
お話を更新しなくても こちらに来れば良いのですが面白い話も出来ないしなあ、と思うとなかなか💧
マンウィズとかの話ならナンボでも出来ますが。

なんせ今は事務員さんが二人 辞められるので かつてないヤバさです。
土日 会社に行ってもまた次の週も行かなきゃなのでねえ。
毎日7時まで会社にいても おっつきゃしない。
過労死とかまでは行きませんが、むしろ身体は元気なので仕事してしまうんだなあ。
昼からも行くんですが、だからなかなか更新が……はあ。

そして、タイトル。
最近、転生したら~って お話がいっぱいありますよね。
最初の設定はみんな同じなのに、どれも面白くて 自分もいくつか読んでます。

転生したらミッドガル。
転生したらミッドガル。
転生したらミッドガルでした!やった、マジか!

…………良いですよねえ。ほう……転生してえ!
石にかじりついてでも生き延びてクラウドさん達の追っかけするんだ!

そんなこんなの鍵話のラスト。
よろしかったらどうぞです!



□ I held the key ~Cloud version □


やっぱり不安だよな。おれだって おんなじだ。

どこまで役に立つか。やるしかない、か。




「クラウド・ストライフだ。よろしく頼む」
「……ああ」


痛ましいな。
あんな、子供だろう、まだ。
WOL 以外の2人は まだまだ成長途中の子供だ。
ワケも分からないまま自分の世界から、家族から引きはがされて…
不安で いっぱいだろうに、正義感の強い彼らは闘いを受け入れてる。

家族。
………思い出せない。だが思い出そうとすると心が沈む。
どうやら自分は あまり明るい性格じゃないんだな。

ため息?ついたのか?
……………もっと使えるヤツなら良かったのに、とか思われてるのかもな。
前向き、じゃないなあ。こんなことで…上手くやっていけるのかな。
まだ他の誰かも喚ばれてるんだろうか。それとも おれで最後かな。
皆 前向きで真っ直ぐで、真剣に今の状況を受け止めている。
おれだって真剣に考えてないワケじゃないけど、どうして おれが?って思うだ…
「とりあえず行くか。空間はいきなり繋がる場合がある。俺の知らない場所に飛ぶ時もあるが、先に何か聞いておきたいか?」
「……………………」

はッ、しまった。ちゃんと聞いてなかった。

「……いや、大丈夫だろう。その時々で対処してくれ」
「…分かった」

……………おれと同じくらい?少し上だろうか。
WOL とはまた違ったタイプで………落ち着いてるな。
バッツ達とは真逆だ。
正直、何を考えてるのか分からないタイプだ。
寡黙で、でも眼光鋭いと云うか、存在感があると云うか。
新しく入った おれを警戒してるんだろうな。
確かにWOL 達とくらべたら胡散臭く見えるかもしれない。
でも、どうすればいいかなんて分からないし。
……ふう。

…………………………視線を感じる。

「……何だ?」
「………いや、そんな大剣、初めて見たから。重くないのか?」
「さあ。慣れているみたいだな」
「…………………」

見定めてる、んだろうな。
WOL も言っていたがスコールは あまり話さないらしいが。
………確かにしゃべらないな。………何か、………何か話した方がいいんだろうか。
どうしようか。何か……何か……………

「……聞きたいんだが…」
「何だ?」
「……イミテーション?は……魔法攻撃をしてくるのか?」
「…しない」
「そうか」
「……………………」
「……………………」


終わった…。やり遂げた。
もういいか。向こうもあまり話好きじゃ無さそうだし。
慣れないことはしないに限るし、ここには闘いに喚ばれたんだし、沈黙は金と云うし。
自分が好かれやすいタイプだなんて思えないし。

……いつものことだ、好かれないなんて。



「…………スコール、無事だったか」
「…ク、ラウド…」

雷光に照らされたスコールの顔が青白く浮かび上がる。
きりりと整った顔が不安そうに歪んでいるように見えて、クラウドは唇を きゅ、と引き結ぶ。

「…すまない。また捜させたか?」
「………いや」
自分を見て目の前の顔が明らかに ほっとしたのが分かった。
来た早々にイミテーションにやられたなんてことになったら寝覚めが悪いし、士気にも関わるだろう。
クラウドは本当に申し訳なくて そう言ったのだが、スコールの表情は晴れなかった。

「………いつも あれぐらいの数か?」
「…いや。今のは多い方だ。移動した方がいいんだが……」
どこか気弱な声に、クラウドは何か言おうかと思ったが スコールが迷いを振り払うように剣を一閃させるから何も言わず続く言葉を待った。
「………たぶん、……この空間は今、閉じられている。だから移動出来ない」
「何故 分かるんだ?」
「…空間の境目が曖昧じゃない。こうなるとしばらくは ここから動けない」

振りきった剣と一緒に何かを断ち切ったスコールは、さっきと違って瞳に力が宿っている。
「………ここから?しばらくって?」
「分からん」
「……………」
とりつく島もない物言いにクラウドが黙り込むと、スコールはバツが悪そうに瞳を反らす。
「俺達も そこまでこの世界について分かってるわけじゃない」

クラウドの白い顔が自分を責めるかのように見えて、我ながら言い訳じみている、と思いながら言葉を続ける。
「あんたより少し先に来たにすぎないんだ」
「…なら、……少しは安全な場所とか…あるのかな」
「………水路があるオルガンの近くは開けているから何かあっても闘いやすいかもしれない」


スコールの提案で移動を始めた二人だが、進むたびにクラウドは違和感に気づいた。
「…この場所はよく繋がるのか?」
「…………いや。俺は二回目だ。………どうやら俺はこの場所を知っている、らしいな」
「……………」

城の造りは複雑、の一言だ。
クラウドからすれば廊下も部屋も似たような感じで迷路のごとき複雑さだ。
正直、今来た道を戻れと言われても戻れる自信がない。
対してスコールは分かれ道では戸惑うように立ち止まりはするが ちゃんと方向は分かっているように見えるのだ。

「どう云うことなんだろうな。分からないのか?」
「分からん」
「……すまない。余計なことを……」
つい、聞いてしまってクラウドはまずかったか、と黙り込む。
WOL の話では全員 己の記憶を奪われているらしいとのことだ。
この後 記憶が戻るとも限らないし、戻ったとしても すべての記憶が戻っているとも限らない。

( ……聞いても詮ないことを…分からないジレンマは本人が一番 感じてるだろうに )
そうやってクラウドが一人 反省しているのも知らず、スコールは黙って進んでいく。
しばらく黙々と歩いていたが、ふいにスコールが話し出した。
「……記憶がないのは皆 同じだ。あんたが気にする必要はない」

幾分 突き放したような物言いだったが こちらを気遣っているのは分かった。
「…そうか」
だが 上手く返すことが出来ず、言葉が続かない。

その後 二人は黙って右に曲がり、階段を上がり、また何度か曲がり、雷光の光も届かない、薄暗い岩肌が見える場所に出た。
陰気さと どこか禍々しさが空気さえも重くするような場所で、クラウドは あるものに気づいた。
( ………あれは?………カギ?か…?)
濡れた石畳の間に小さく光る物が見えた気がしたのだ。

よく見るとカギのようだ。
クラウドはあたりに注意しながらカギに近寄ると石と石の間に落ちているカギを広い上げようとした。
だが引っかかっているのか上手く取れない。
「…んッ、…………取れた。………どこのカギだろう………スコー………」
汚れていたが指でこすると鈍く金色に光る。
鍵を手にスコールに声をかけようと思ったら誰もいない。
( マズい。置いて行かれてしまった )
クラウドは慌てて後を追って走り出したが二股に分かれていることに気づかなかった。

自分がスコールと違う場所に向かったことに気づかないまま薄暗い中を足早に歩き出した。



スコールがその場所に着いた時に感じたのは、最初の既視感だった。
( ここは魔女の城だ!………アル、……テミシア城……そうだ…間違いない。………おれは ここで… )
先へ先へと進むごとに、おぼろげだが記憶が蘇り出した。
だがパズルのピースがいくつか埋まった程度で すべてを思い出したわけではなかった。
( おれは ここで、誰かと一緒に……魔女?………魔女、アルテミシア………分からん… )
切れ切れな記憶の、カケラとも云えないような。
思い出そうとすればするほど苛立ちが募る。


しばらく考えこんでいたスコールだったが はッと顔を上げると後ろを振り返った。
「どこに行った!」
思わず怒鳴るように叫ぶが あたりには薄闇が広がるばかりで誰もいない。
( いつからだ?ずっと後ろにいると思ってたのに!)

「クラウド!クラ………ち、」
名を呼ばわるが返事は無く、スコールの声は石畳に吸い込まれていく。
( 大声を出せば またイミテーションが現れるかもしれない……あの数で現れたら……今は不利だ )
あたりは痛いくらい しんとして、イミテーションの気配もクラウドの気配もない。
スコールは最後に話をした場所に走って向かうが、クラウドの姿は見つけられなかった。

( ……どこに…まさかイミテーションに?それとも別の場所に…?……くそ、いったい何処に… )
途中、会わなければ戻って行ったのか?
また、足元に気づかず階下に落ちたか?
スコールは考え付く可能性を巡らせたが、ひとつ息を吐き出すとココアブラウンの頭を振った。

( 落ち着け。……………一番 考えられるのは…何かあって はぐれたんだろう。間違えやすい場所は…… )
スコールは元来た廊下を戻ると ある場所で小さく頷く。
「……ここか?」
その場所は いびつに廊下が分かれており、確かに分かりにくい。
合わせて、スコールが進んだ方に灯りはないが もう一つの方は先に淡く灯りが見えるのだ。

( こっちに行ったのか?この先は……確か… )

スコールは手の中の剣を握り直すと目指す場所に向かって一気に走り出した。



「……参ったな…」
クラウドが思わず呟いたのは 吹きつける風も どこか淀み、悲鳴のような音が聞こえるテラスに出たからだった。
( ……まさかにここじゃない、よな。どう見てもオルガンや水路は無いし )
テラスはかなり広いが当然 何も無い。
もしや、と思って上を見るが星ひとつない、闇とも違う空間が広がるだけだ。

テラスの向こう側にも建物が見える。
どれだけ広い城なんだ、と ため息をついたとき、その声が頭上から響いた。

「おやおや。私の城で迷子ですか?」
声のする方へ思わず顔を向けると 一人の女性が空間に浮かんで悠然とクラウドを見下ろしていた 。
流れる黒髪、際立つ美貌。
裾を引くドレスは豊満な肉体を際だたせ、真っ赤な唇は滴るような毒をはらんだように濡れ光り 微笑みの形を作っている。

どう好意的に見ても、と思いながら クラウドは慎重に答える。
「……あなたの城?」
「そう。ここは私、アルテミシアの城。………名は何と云うのですか?」
「……………クラウド」
クラウドは一瞬 ためらった後 答えたが、女性が ゆっくりと降りて来たのを見て石畳を踏みしめる足に力を込める。

「…クラウド。そう……良い名前ですね。……ではクラウド。ここで何をしているのですか。迷っているならば私が案内をしてあげましょう」
「……いや、それは」
「遠慮はいりませんよ。私も退屈していましたし。クラウドは一人でここに?…それとも仲間が?」
「……………」

今やアルテミシアはテラスに降り立ち、ゆっくりとクラウドの方に歩いて来る。
それを見てクラウドは思わず後ずさりながら答える。
「……おれ一人だ。悪いが案内はいらない」
「あら、そうですか?でも遠慮はいりませんよ。城を歩くのも一人より二人の方が楽しいですし。………クラウドも一人は寂しいでしょう?」
「………うッ、……」
いきなり ずきりと頭が痛む。
にこり、と笑った顔が急に禍々しく歪み、赤い唇が吊り上がり アーモンド型の目が魔物のように切れ上がる。

アルテミシアは まるでクラウドを抱きしめようとするかのように両手を大きく広げる。
「可哀想に。クラウドはいつも置いて行かれてしまうのですね。……私に付いていらっしゃい。彼にもう一度会わせてあげましょう」
「…………く、……頭が……」
アルテミシアの声が頭の中で響き渡る。
今や割れ鐘をたたくほどに頭痛がひどくなり息が出来ないほどだ。

ガンガンと脈打つような痛みの中、アルテミシアの言葉が頭の中で渦を巻く。

一人は寂しいでしょう?

彼に、もう一度

付いていらっしゃい。彼にもう一度 会わせてあげましょう

……もう一度


( …もう一度?……もう一度 会える? ………会いたい…会いたい…会えるなら……置いて行かないでくれ……もう一度、おれを…… )

「……あ、………ックス……イヤだ……」
自分の口から勝手に言葉がこぼれでる。
その意味も分からぬまま、クラウドは身を二つに折りながら叫ぶ。
「イヤだ!目を開けてくれ!おれを……おれを置いてかないでくれ!」
「……置いて行くものか。一緒に行こう、クラウド」
「……ぁ、……」

アルテミシアの唇から男の声がこぼれる。
その懐かしい声に、クラウドは子供のように顔を歪める。
「さあ、手を…一緒に行こうぜ、クラウド」
「………あ、……ザッ…」
「クラウド!」

差し出された手を見つめ 名を呼ぼうとしたとき、あたりを切り裂くような声が響く。
「アルテミシア!クラウドから離れろ!」
「……ス、コー…ル…」
「まあまあ、大きな声を。………うるさいこと」

スコールの声にアルテミシアは嫌悪を隠しもしなかった。
その妖艶な顔は みるみるうちに異形のモノとなり、しなやかな白い手には鋭い鉤爪が鈍く光る。
「この魔女め。お前だ。アルテミシア」
「……………記憶を奪われていると聞いていますが。本当は分かっていないのでしょう?」
「……………」

ぐっと唇を引き締め、睨みつける姿に アルテミシアは高らかに笑う。
「ほほほほ、図星ですね。頼りない騎士だこと。クラウド、やはり私といらっしゃい。一人にはさせませんよ?」
「……いったい……」
戸惑うようなクラウドに、アルテミシアは慈母のごとき微笑みを見せる。

「時を戻すなど私には造作もないこと。と言いたいですが今の私には難しい」
「……………」
「ですがクラウド。会いたければ会わせてあげます。スコールを選ぶことはないのですよ」
「……何が言いたい。何を企んでいる!何故お前がここにいる!」

スコールのことを よく知っているわけではなかったが、初めて会った時の印象は寡黙なヤツだ、だった。
あまり多くを語らず、感情も面に出さないスコール。
そのスコールが牙を剥く姿は猛る獣さながらだ。
謎めいたアルテミシアの言葉に、スコールはますますヒートアップしていく。
「答えろ!」

「私達は不倶戴天の間柄。お前の顔が苦痛に歪む様を見たいと思うのは自然なこと」
「何だと?」
「お前の未だ知らない未来を私も気に入ったと云うこと」
「……………」
謎めいたような意味深なアルテミシアの言葉にスコールは思いきり顔をしかめ、ライオンハートを構える。
その姿にアルテミシアは小さく笑うと ふわりと虚空に浮かび上がる。

「今はまだ闘わないでおきましょう。………ではクラウド。私がクラウドを気に入ったことを覚えておいて下さいね。また話をしましょう」
「……………」
目線より高くなった姿を睨みつける顔を横目で見ながらスコールは ゆっくりと消えて行くアルテミシアの姿に目をすがめる。

ドレスの裾が消えたのを見て、クラウドは小さく息を吐く。
だが いきなり傍に近づいて来たスコールの顔を見て ぎょっとする。
「…ぇ、」
「あんた、油断し過ぎだ!あの魔女に惑わされてどうする!」
「……いや、それは」
「いきなりいなくなったと思ったら!あのまま向こう側に引き込まれたらどうする気だ!もう どこにも行くな!俺のそばにいろ!」
「……………」

口角泡を飛ばさんばかりに怒鳴られ、クラウドは むっとするより 一瞬 何が起こったか分からず ぽかんとしてしまった。
その、どこか幼くすら見える顔に、スコールは忌々しげに舌打ちする。

「……何で俺が…」
「……………すまない。油断していたつもりはなかったんだが、判断が遅れた」
「……………」
生真面目にそう言う姿に、自分が冷静さを欠いたことが恥ずかしくなる。
我ながら首を傾げてしまうが、アルテミシアがクラウドに手を伸ばしていた姿を見て 連れて行かれる、と思った瞬間 頭に血が昇ったのは確かだ。

「……何があった」
低く問いかけられて、クラウドは手の中の鍵を取り出す。
「途中、これを見つけて拾っていた」
差し出された鍵を手に取り、スコールはまじまじと見つめ、ああ、と頷く。
「鍵?……ああ。多分 地下室のどれかの鍵だろう」
「地下室?があるのか」
剣呑な響きにクラウドの整った顔が歪む。
それを見て スコールは小さく肩をすくめながら鍵をクラウドに返した。
「あえて行く必要はない、と思う。今は」
「……そうか。…なら一応 持っておく。後でWOL 達にも伝えるか」

そう言って クラウドは胸のポケットに鍵をしまう。
顔を上げたとき、スコールが何か言いたげに自分を見ているような気がして口を開こうとしたが青灰色の目はすぐに反らされた。
「……空間が繋がる。移動出来るぞ」
「……………」
スコールの視線の先に顔を向けると テラスの向こうが どろりと溶け崩れたように歪み始めた。
「…いきなりだな」
「慣れろ。行くぞ」

簡潔にそう言うと、スコールはクラウドに向かって手を伸ばす。
「……?」
「…………一緒に行くぞ。残されて また魔女に絡まれたくないだろ?」
なるほど、と思い、何も手を引かれずとも、と思って躊躇したが、催促するように手を突き出され 仕方なく手を伸ばす。

スコールとて自分でも らしくないことをしている、と自覚はあったが、このままクラウドを置いて行くことは心配で出来なかった。
( ………心配、だ?…………まったく、なんで俺が…らしくないぞ )


スコールは伸ばされたクラウドの手首を掴むとテラスに足をかけ 歪んだ空間に向かって力強くジャンプした。





「スコール、これ。覚えているか?」
「………持ってこれたのか?」

夕闇が広がる飛空挺のコクピットは天井が開け放たれていて、そよぐ海風が二人の髪をなぶる。
離れ離れだった二人が再会を果たし、ようやく これが現実だと実感出来始めた頃 クラウドが小さな鍵をスコールに見せた。

「あの世界の物はクリスタル以外 何ひとつ持って来れなかったのに。他にもあるのか?」
「いや、これだけだ。やっぱり お前も持って来れなかったんだな」
クラウドの手から渡された金色の鍵。
こんなに輝いていただろうか、と思いながら スコールは小さく吹き出す。
「…どうした?」
「あのとき、怒鳴って悪かったな。ホントは怒ってたんじゃないか?」
「え?いや、別に。ただちょっとびっくりしたな」

クラウドはスコールが座る席の隣に腰掛けると潮風に目を細めながら口元をほころばせる。
「あのときは、やっていけるか心配ではあったな。出だしから失敗ばかりだったし、役に立たないと思ってたんじゃないのか?」
少し笑いを含んだ声に、スコールは そんなことはないが、と言いながらクラウドの手を取り、指を絡めて握りしめる。

「…とにかく ずっと納得 出来なかった。勝手に喚ばれて何のメリットも報酬もない。なのに命がけで闘えって冗談じゃない」
「そう言ってたな」
「今 思えばSeeD の考え方があるから尚更そう思ったんだろう」
スコールは手の中のクラウドの手を弄ぶように握りしめながら小さく息を吐いた。

「あんたが来るまで正直 辛かった。他の奴らは疑いもしないで戦おう、なんて言うんだからな。誰 一人としてイヤだって拒否しない。報酬は生きて元の世界に戻ること。有り得ん」
繋がった手がスコールの心情を表すように強く握りしめられる。
真っ直ぐ前を見つめていたスコールの顔がクラウドに向けられ、その口元が小さく歪む。

「あんたにはシンパシィを感じてたんだ。やっと気楽なヤツが現れたと思ったのに いなくなるし」
「わざとじゃないぞ?」
「きっと あのときから あんたが気になってた。まだ恋愛じゃなかったが他の奴らとはどこか違ったな。でも あんたは なんにも思ってなかっただろ?」
「ああ」

一言のもとに言い切られて、分かってはいたが 小面憎くなる。
「言い切るか。………ホントに、本物のあんただな」
「…?どういう意味だ?」
「俺に優しくない」
ぶっすりと呟きながら繋いだ手に口づける。
「……そうかな?それが普通だろ」
「あんたが変わってなくて喜ぶべきか?」

芝居がかかった声音にクラウドが文句を言おうとしたとき、スコールが体勢を変えてクラウドの顔を覗き込む。
「……?」
「愛してる、クラウド。もう どこにも行くな。俺の傍にいてくれ。どんなあんただろうと愛してるんだ。不思議なくらいだ」
「…………それこそ役立たずな おれでも?きっとこの世界では足手まといだぞ?」
少しいたずらっぽく笑う顔に、スコールの真剣な眼差しが答える。

「あんたは自分を過小評価しすぎだ。それに、俺があんたを好きなのは役に立つからじゃない」
スコールの言葉にクラウドは笑うと金色の鍵を取り上げた。
「…どこにも使えない鍵だが、おれ達には意味があるものな。……世の中、そんなものかもしれないな」
「理屈で説明出来ない」
「それこそ、不思議なくらいだ、な」

近づいてくるスコールにそう言うと、淡く微笑っている。
クラウドはスコールの頭を引き寄せると、額に頬に口づける。
待ち切れなくなったスコールが唇を合わせると二人は思いを表すように口づけを交わす。

コクピットの中が暗闇に包まれる中で抱きしめ合い、愛の言葉と熱い吐息を感じながら二人は溶け合っていった。







2020.10.25(Sun) | ■I held the key ~Cloud version | cm(0) |

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